昔話その3.

にっぽう

2008年08月13日 23:58

私が小さいころの話の続きです。
つまらない話なので興味がない方は
飛ばしてください。

私が入院してたのは掛川市立病院です。
現在の掛川警察署のあたりにあったと思います。

そこで長い時間を過ごしました。
私はその病室のコンクリートの壁が
いやでした。そのシミも。

天井が低く、エアコンがなく
夏は暑かった思い出があります。

あと、天井近くの扇風機の音が
嫌いでした。。

幼少期なので、すべての人が
自分に対して優しく接してくれることが
当たり前となっていました。

ただ、看護婦さんや身内に
優しくされればされるほど
わがままになっていたような気がします。

そして、すべてのギブスが外れたとき
優しくされていた理由が
小さい自分にも、わかりました。

その時の自分の足は
それまで見たことのない状態でした。

例えるなら、マッチ棒。
骨と皮しかない足。
日にあたってもいないのに真っ黒でガサガサの足。
皮膚はサメの皮よりもざらざらでした。

病院の先生からいわれた言葉は
ほとんど理解できませんでしたが
ひとつだけ覚えているのは

母親に対して言った言葉でした。

『立たせないでくださいね。お子さんの
体重でも折れてしまいますから。』

それを聞いた母親は一瞬、表情が止まり
泣きました。
それまで一生懸命看病してくれて
いつも、わがままを聞いても
忍耐強く何でも聞いてくれた母親が
泣きました。

その瞬間、私はわかりました。

どんなことをしても怒ったりしない母が
どんなことにも動じない母が
泣くぐらい大変な事態が自分の体に
おこっているんだと。

確かにリハビリは
今までのどんなことよりも
大変でしたが、このときの母親の顔を
見ることより辛いことではなかったです。

私の人生で2番目に辛かったことでした。

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